薄毛の原因

髪の毛を気にする男性

ネットを調べてみると、頭皮の脂の影響で薄毛になるという情報を目にすることがありますが、これは本当なのでしょうか?

確かに、頭皮が脂でべたべただと、何となく良くないような気がしてしまいますよね。
顔が脂でテカっていたら、あまりいい印象を持たないのと同じかもしれません。

医学的な観点から見ると、頭皮の脂が薄毛の原因になるという意見は支持されていないようなんですね。

というよりは、いくつかの実験はされているのですが、明確な結論づけができるほど議論が活発ではないような印象です。

これは個人的な意見になってしまいますが、何事もそうですが『適度』がいいのではないかと。

脂が多すぎてはべたべたして不快ですし、日光の紫外線が当たることで過酸化脂質ができる可能性が指摘されています。
いわゆる酸化物質ですね。

逆に脂が少なすぎても、今度は頭皮が乾燥してカサカサになってしまいます。

適度な脂が、やはりいいのではないかなと思います。

何事もやり過ぎは良くないですし、かといって全く何もやらないのも良くない。
これと同じなのかなと感じます。

ところで、脂漏性皮膚炎という病気も存在します。
脂漏性皮膚炎は、頭皮の脂が多い箇所に発生しやすいです。
この病気が原因で脱毛することもあります。

また、たちの悪いことに、頭皮に存在するマラセチアというカビが深く関わっていることが知られています。
ちょっと気持ち悪いですね。

脂漏性皮膚炎の場合は、専門の治療が必要になるので、病院で適切な診察を受けるようにしましょう。

このように、頭皮の脂が多すぎるとトラブルになりやすいという一面もあるため、頭皮を健康な状態に保つことは脱毛予防にもなるといえます。

適度なシャンプー、適度な食生活、適度な睡眠。
過度になりすぎず、過少になりすぎず、いいあんばいを保つのがいいのかもしれませんね。

薄毛の原因

薄毛の中年男性と犬

もしかすると、あなたは、

「どうして俺が薄毛にならなきゃいけないんだろう」

と思うことがあるかもしれませんね。

「周りはみんなふさふさなのに・・・」

と、現在の境遇を嘆くこともあるかもしれません。

男性型脱毛症(AGA)になる原因としては、主に2つ考えられます。

1つは遺伝、もう1つはホルモンです。

実際に、薄毛の多い家系では薄毛になりやすく、薄毛の少ない家系では薄毛になりにくいということがわかっています。

必ずそうなるわけではありませんが、父親や祖父の髪の毛が寂しい場合は、高い確率であなたの髪の毛も寂しいことになることが考えられるんですね。

といっても、遺伝だけで全てが決まるわけではないので、日々の頭皮ケアが大切になってくるわけです。

遺伝の他に考えられる原因がホルモンです。

男性ホルモンには、男らしい体を作ったり、性欲を高めたり、論理的思考や決断力を形作ったり、さまざまな働きがあります。

この男性ホルモンが多いから、いわゆる『男らしさ』が形成されていくわけなんですね。

しかし、この男性ホルモン、残念ながらAGAにも大きく関係しています。

そもそも、髪の毛が抜け落ちて薄毛が進行するメカニズムに、男性ホルモンのテストステロンが関係しているといわれています。

では、テストステロンが多いと薄毛になるのかというと、そういうわけでもありません。
血気盛んな若い男性はテストステロンが多いわけですが、薄毛の人はほとんどいないですよね。

確かにテストステロンの量が多ければ薄毛になりやすいといえばなりやすいのですが、テストステロン単体で悪さをするわけではないんですね。

ここで問題になるのが、5α還元酵素(5αリダクターゼ)と呼ばれる物質です。

この5α還元酵素、Ⅰ型とⅡ型があるのですが、Ⅱ型の5α還元酵素とテストステロンが結びついて、DHT(ジハイドロテストステロン)という強烈なホルモンを生成します。

このDHTが薄毛を引き起こすと考えられています。

若い人がテストステロンが多くても薄毛にならないのは、5α還元酵素が少ないと思われるわけですね。

ところで、AGAの正式名称は『Androgenetic alopecia』といいます。

Androが男性ホルモン、geneticが遺伝、alopeciaが脱毛という意味です。

日本語にすると、『男性ホルモンと遺伝による脱毛症』となります。はからずも、脱毛の原因が名称を紐解くだけでわかるわけですね。

それだけ、男性ホルモンと遺伝の要因が大きいことを示しているといえるでしょう。